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Microsoft Visual C++ : ウィキペディア日本語版
Microsoft Visual C++[まいくろそふと びじゅある しーぷらすぷらす]

Visual C++ (マイクロソフト ビジュアル シープラスプラス;マイクロソフト ヴィジュアル シープラスプラス)とはマイクロソフト製のCC++C++/CLI統合開発環境 (IDE) であり、コンパイラデバッガを含む。通称VCあるいはVC++MSVCなど。前身はMicrosoft C/C++などである。
== 概要 ==
事実上のWindowsの標準開発環境であり、その最適化性能は非常に高い。さらに、Visual C++ 7.1 (.NET 2003) からは標準C++規格への準拠度も高いことで知られている。同じバージョンでもいくつかのエディションが存在し、以前は上位エディションしか最適化をサポートしていなかったが、Visual C++ 2005から基本的な最適化は全てのエディションにおいて行えるようになった。(2005で導入されたプロファイリングに基づく最適化 (PGO) は上位エディションのみでサポートされている)
Visual C++ 2005以降はVisual BasicVisual C#などの他の開発言語と統合されたVisual Studioのパッケージとして販売されている。Visual C++ .NET 2003までは言語別製品として販売されていたが、2005以降は行なわれていない。販売されているVisual Studioパッケージから機能を制限した無料版のVisual C++ Express Editionが入手できる。
"Visual"という名称が付けられているが、Visual Basicなどと違ってRADではなく、基本的にはWindows SDK (Windows API)やMFCを使用してコードベースのプログラムを作成することになる(ただしリソースエディタを用いることで、ダイアログウィンドウやメニューの外観デザインのみを視覚的に行うことは以前からできた)。MFCはC++専用クラスライブラリであり、アプリケーションフレームワークの役目も担っているが、基本的にWindows APIの薄いラッパーでしかないため、生産性の点でVisual BasicDelphiのようなRADに及ばない。しかし、Visual C++ 7.0 (.NET 2002) 以降は、後述するマネージ拡張C++あるいはC++/CLIを使用してWindows Formsアプリケーション(もしくはWindows Formsコンポーネント)を開発する場合に限って、フォームエディタを始めとしたVisual C#VB.NETのようなRAD環境を使用できる。また、Visual C++ 11.0 (2012) 以降は、後述するC++/CXを使用してWindowsストアアプリを開発する場合、XAMLエディタを始めとしたRAD環境を使用できる。
また、旧来のWin32/MFCアプリケーション(もしくはDLL)にCLIのサポートを追加することで、.NET Frameworkのクラスライブラリを併用するハイブリッド開発も行なえる。これにより、例えばVisual C#/VB.NETで.NET基本クラスライブラリを使って開発したロジックライブラリや、Windows Forms/WPFを使って開発したGUI部品を、Win32/MFCアプリケーションで利用する、という相互運用が(制約付きではあるが)可能となっている。
Visual C++ 8.0 (2005) 以降は64ビット命令の生成に対応している。付属するコンパイラには、コンパイラが動作する環境と同じネイティブコードを生成するものと、32bit (x86) 環境で動作して 64bit (x64またはIA-64) ネイティブコードを出力するもの (クロスコンパイラ) がある。32ビット (x86) 環境上であってもクロスコンパイルすることができる。Visual C++ 11.0 (2012) 以降はARMプロセッサ向けのコード生成にも対応している。
Windows 用マルチメディアコンポーネントである DirectX を使用してアプリケーション開発を行う場合に必要となるヘッダーファイルなどは Windows SDK に含まれているが、DirectX API は主に Visual C++ シリーズで利用されることを前提に開発されているため、親和性が非常に高い。なお、Windows SDK バージョン 7.1 までは最新の DirectX API や各種ツール類を使用する場合は単独の DirectX SDK(単独の最終バージョンは June 2010 となっている)を別途インストールする必要があったが、Windows SDK 8.0 以降は(D3DX ライブラリなどの一部を除いて)最新のヘッダーおよびインポートライブラリファイルや各種ツール類が Windows SDK に含まれるようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Microsoft Visual C++」の詳細全文を読む




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